シュメール人のメモ

気楽に色々書くよ。

2020-01-01から1年間の記事一覧

「ミセス・ノイズィ」を観た

2005年に奈良県で起きたご近所トラブルが世間を騒がせた。ヒップホップを爆音で流しながら、「引っ越し!引っ越し!さっさと引っ越し!しばくぞ!」と叫び、布団をたたく鬼気迫る表情のおばさんの映像はあまりにもキャッチーだった。マスコミやインターネッ…

「罪の声」を観た

《ネタバレ注意!》 「罪の声」は出来の悪い娯楽映画だと思った。基本的にこの映画は人に話を聞くだけの展開しかなくて退屈。子供のころ事件に声を使われただけなのに世界の終わりのように絶望する星野源がウザい。ママンに恨み節をぶつける40男の姿も実に痛…

「ザ・ハント」を観た

「トランプ大統領がキレた!」という宣伝文句の「ザ・ハント」を観てきた。トランプ大統領がキレたのだから優等生リベラル的な、保守派をバカにするような映画かと思っていたらまったく違った。 いわゆる「人間狩り」「バトルロワイヤル」系のジャンルムービ…

「星の子」を観た

同じ劇場で「夜明けを信じて」がやっていた。どちらを観るか迷った末「星の子」を観た。「星の子」を選んでよかった。 《ネタバレ注意》 主人公のちひろは15歳の女子中学生。両親は虚弱体質だったちひろを治したい一心で新興宗教に入信する。そして家族がゆ…

「TENET」を観た

初めて「TENET」を観た時、ほとんどこの映画を理解できなかった。この映画を初見で理解できた人なんかいるんだろうか。 劇中でも予告でも「考えるな、感じろ」という言葉が使われているが、ほんとうに考えなくても映画っておもしろいんだろうか。 007のよう…

「2分の1の魔法」を観た

《ネタバレ注意!》 ピクサーの映画をわざわざ褒めるのは馬鹿らしい。ピクサーの映画はほぼ間違いなく名作なんだから。ピクサーはそれほどに安定して素晴らしい作品を発表し続けてきた。 子供向けの映画はたくさんあるが、子供と映画を観るならファーストチ…

「劇場」を観た

ネタバレ注意! 「いつまで持つだろうか」 二人の関係が破綻することは映画の冒頭から暗示されている。 「ここが一番安全な場所だよ」「今までよく生きてこれたねぇ」「ナガ君はすごいよ」と永田を甘やかす沙希はまるで過保護の母親のようだ。二人の関係は共…

「ミスミソウ」を観た

内藤瑛亮監督の「ミスミソウ」を観た。 2020年6月現在公開中の「許された子供たち」が気になったから内藤監督の作品を観てみたのだ。内藤監督の作品はなぜか全スルーしていた。田舎の中学校を舞台にしたいじめと血みどろのバイオレンス映画。主人公は女子中…